9人のテューターに聞きました。「コアをやっていてよかったこと」

英語教育を超え、人の成長に寄与している感覚

T.Aさん

塾などの一方的なスタイルと違って手が届きそうな距離感で生徒のすべてが手に取ってわかるため、子供たちの学習の成果をものすごくダイレクトに感じることができる。 時として、その生徒との距離が近いことによって、生徒の調子が悪いと、その奥に学校で悩みがあることを知ったり、家の様子、たとえばおうちが忙しくて親子の時間がとれず、思っていた以上に家で具体的な学習が進んでいないことに親御さんも気づく余裕がなかったりなどといった実態に気づくことができて、より具体的にひとりずつにアプローチして、その対処によって、見違えるほど生徒がぐんと成長してくれる時があり、単なる英語教育を超えた、人の成長に寄与している感覚にとてもやりがいを感じます。 中学生も私の事をとても信頼してくれており、上級生はいつも「コアはすごいよ。すごく出来るようになるよ」と新しい下級生に言ってくれ、学年が混ざることで、学力差や進度差で足をお互いひっぱるどころか、気持ちの面で、上級生は見本となり、下級生は尊敬をし、刺激になっていることも、よそではできないいい環境だなと思っています。 その気持ちは出席率の高さにも表れているとおもいます。私がすべてを教えるんだ、という気持ちでなく、生徒同士の力も全部合わさって成長していると感じるのがコアの魅力だとおもいます。

生徒や保護者の方の『嬉しい!』を見るとき

T.Kさん

私が喜びを感じるのは、生徒や保護者の皆さんが喜んでくれるときです。 毎回のクラスでのちょっとした生徒の笑顔。出来なかったことが出来るようになった時の「やったー!」という嬉しそうな顔。発表会の練習のときのいつもと違うクラスでの笑顔。発表会後の自慢げな笑顔。クラスで生徒が冗談を言いあっているときの笑顔。 生徒達がクラスの後、楽しそうにおしゃべりしながら帰っていく姿。 生徒のお母様からの感謝のメールやお電話。発表会のときの保護者の方のわが子を見る熱いまなざし。などなど、日々の小さなことが私の中の「やっててよかった」です。 そして、その喜びを与えてくださる生徒たち、保護者の方々、事務局の皆さん、各地のコアテューターとの出会いに感謝しています。 これからも、大小に関わらず、皆さんの『嬉しい』を感じ 私自身もたくさんの『嬉しい』を発していきたいと思います。

コアのレッスンは楽しい、と言ってくれること

S.Yさん

開校してわずか1年余りですが、その短い期間であっても、コアで教える喜びを感じることができました。 ひとつは、英語劇において、2回目が1回目より、目に見えて上達していたことです。生徒の親達からも同じ感想をいただき、よろこんでもらえました。 ふたつは、英語が苦手で平均点以下だった中学生が、クラスで上位に入ったことです。本人にとって、英語はもはや苦手科目ではなく、好きになりつつあるようです。 最後に、小学4年生の生徒が、英語朗読コンテストで全国1位になったことです。彼女は私が音声を録音したものを家で何度も練習し、私の発音指導も受けて、見事な結果を出しました。これも日頃からコアでしっかり学習しているからだと思います。 目に見える成果とともに大切にしたいのは、生徒達が楽しんで英語を学び続けることです。コアのレッスンは楽しい、と言ってくれることが、なによりもうれしいと感じます。

大学に合格、巣立つ生徒たちの言葉に感動

K.Sさん

コアをやっていてのやりがいやうれしいことは、何と言っても成績があがったときや英検や入試のテストに受かったとき、わかったと感じたときのうれしいそうな生徒の顔を見ることです。 小・中学生の時から通い始めた生徒が、大学入試に合格して巣立っていくとき、それまでいろいろ感じていたことを話してくれます。コアに通い始めて英語ができるようになったと本当に感じていたことや、コアを信頼してくれていたことを聞いて、そんな風に感じてくれていたのだと初めて知り感動します。

語順訳を通じて確かな学力をつけていく生徒たち

S.Nさん

現在私の教室には、小学校3年生から高校3年生までの生徒がいます。小学生は毎週元気に通って来ては、その屈託のない笑い声で私にエネルギーをくれますし、中学、高校と年齢が上がってくると、学校の悩み、進路について、今世界で起きている問題などいろいろな話をするのが、私にとっても楽しみの一つです。これも小さな教室で、一人一人の顔を見ながら教えられるコアならではの良さだと思います。 そしてコアの最大の良さは全ての学年を通じて、語順訳が学習の中心にある事です。小学生は物語の訳が大好きですし、中、高生は語順訳を通じて、それを自分の血とし肉として学力をつけていきます。この素晴らしい語順訳を一人でも多くの生徒に教えられる事、それが私の喜びです。

責任と試行錯誤とそれに伴う喜び

N.Nさん

自分のやっていることが直接自分に跳ね返ってくるスピードが速いことです。自分の説明のし方、声のトーン、褒め方、叱り方に対するその場でのリアクション(納得!という表情だったり、宿題をやっていないのを見破られたという恥ずかしげな顔、など)や、翌週のレッスンあるいは数ヶ月後の発表会での成長をみると嬉しくなります。また逆に数週間ではあまり変化が感じられなかった、ということも自分へ直接跳ね返ってくるものです。 加えて、コアメソッドという「型」の中で、教え方においても教材の使い方においても、自分なりの工夫ができるという喜びがあります。人って自由に考えることに喜びを感じるのだな、と自分の職業が複数を経てコアにたどり着いたことに納得しています。 自分の教室をもっているからこその、責任と試行錯誤とそれに伴う喜びが何よりコアをやっていてよかったことです。 そして、先生方とのつながり、励まし。こんな集団とずっと関わっていたい、65歳まで続けたいと思っています。

少しずつ確実に成長していく姿が見られる

N.Yさん

コアのチューターになって、ちょうど一年半が経ちました。まだそんなに数多くはないけれど、様々な学年の、様々な家庭環境の子どもたちや保護者の方々に出会うことができました。彼らの様子や態度から、私自身の仕事のやりかた、対応など自分を映してくれる存在なんだなと感じています。日々、考えさせられ、納得し、勉強させてもらっています。
中一生、勉強は基本的に苦手なんだけど(本人談)、「発音が上手だと学校の英語の先生にすごく褒められたよ」「単語(学校の小テスト)はずっと満点だよ」
小6生、「4月から通う中学校(私立中)では英語のスピーチコンテストがあるんです。絶対、優勝狙いたいです!」
小5生、「訳のレッスンはホントに楽しい!」「先にどんどん訳していきたい!」などなど。 子どもたちのことば、ひとつひとつが私にとって、とってもうれしくて大切なものです。 生徒さんたちの個性は実に様々で、暗記が得意な子もそうでない子も、みんなそれぞれが一所懸命にがんばっています。少しずつ確実に成長していく彼らの姿が見られる、このコアの仕事は、この先もずっと大切に続けていきたいと思っています。

語順訳と指導と生徒の3者がかみ合ったとき

M.Kさん

コアを始めるまで、さまざまな学校で講師として英語を教えてきました。自分なりに努力したつもりですが、生徒一人一人に手が届かないという無力感に襲われることがよくありました。 コアをやっていてよかったと思うのは、個々の生徒にしっかり向き合えるということももちろんですが、自分がコアの語順訳という方法と生徒の英語力との触媒の役目を果たすことができたと感じられたときです。 語順訳自体すばらしい学習法だと思いますが、それをただ生徒に与えてやらせてもおそらくうまくいかないでしょう。私たちが間に入って生徒の能力、個性などを探りながら語順訳を指導してはじめてその効果が上がるのだと思います。語順訳と指導と生徒の3者がうまくかみ合ったとき、生徒はこちらが思ってもみなかった力を発揮することがあります。そんなとき本当にやっていてよかったと思います。 もうひとつよかったと思うのは、事務局の皆さんはじめ、研修や研究会で出会った先輩や同期の方々など、コアにかかわる人たちが例外なく自分の仕事に真摯に取り組んでいることです。このような環境で働けることはまたとない幸運です。コアに出逢えて本当によかったと思っています。

英語力だけでなく人間力を問われる場

E.Mさん

この春、コアテューターになって8年目を迎えさせていただきましたが、つくづく思うことは、”コアは英語教室を超えた英語教室”という事です。 つまり、コアは単なる英語を教えるだけの場ではない、という事です。言い換えれば、テューターの英語力のみならず、人間力を問われる場であり、テューター自身が成長させてもらえる場であると思います。 生徒達、父兄の方々を通しての様々な気づき、研究会、諸先輩との交流を通しての様々なご教授、そして同じ志を持った仲間とのゆるぎない絆。 全てが、私の財産であり、全てが、私の人生です。このような、稀有な団体の一員になれたことを大変誇りに思います。 これからも、コアの活動を通して、逞しい次の世代の人材を育てられるように、日々精進していきたいと思います。