叫んで覚える英文法シリーズ③

渋谷本部校講師のYです。第三回目の今日は、不定詞です。

まず

「すること」「するための」「するために」

 と、十回叫んでください。

 

不定詞は元は動詞だった言葉を、事情により、名詞や形容詞、副詞など、別の品詞に置き換える必要が生じてできた文法項目です。形式はto +動詞の原形です。用法は三つあり

①名詞的用法 ~すること (主語の位置に来たり他動詞の後で目的語になったりする)

I like to eat cakes.  私はケーキを食べることが好きだ

 

②形容詞的用法 ~するための(名詞の後ろについて名詞の修飾をする)

I want something to drink. 私は飲むための何かが欲しい(飲み物が欲しい)

 

③副詞的用法 ~するために

He went to France to study French. 彼はフランス語を学ぶためにフランスに行った

 

to不定詞を目にしたら、頭の中で訳しながら、「~すること」、「~するための」、「~するために」のどれが一番訳として適しているかを見つけてください。

 

次の文が訳せますか?

To see is to believe.

すること、するための、するために、のどれが一番しっくり来るでしょうか。

「見るための信じるため」?

「見るために信じるために」?

「見る事は信じること」?

三番目の「見ることは信じること」が違和感がないように感じませんか?

百聞は一見にしかず、とも訳されることわざです。

 

不定詞の用法は多くあり、上記の三用法で処理できない項目もたくさんあります。

それでも、まずこの三つを当てはめてみて、それでだめな場合は他の選択肢を考慮に入れる、という進め方をすることで、不定詞の攻略は十分可能です。不定詞が苦手な方はぜひ試してみてくださいね。

 

各教室でモデルレッスンを行っています。お気軽にお問い合わせください。

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