叫んで覚える英文法シリーズ⑤
渋谷本部校講師のYです。今回は、叫んで覚えるシリーズの大元となった文法項目、分詞構文です。分詞自体は中学で習い、それでなくても苦手な生徒さんが多いのに、高校英語になって分詞構文が追加されると、嫌いな気持ちが倍増されて、アレルギー反応を起こす生徒さんが少なくありません。そこで、最初に大きな声で暗唱させてから理解させたのが、始まりでした。分詞構文は特に、仕組みを知ってしまえば簡単なのです。
まず
「接続詞取る」「主語取る」「動詞を分詞にする」
と、十回叫んでください。
例文を見てみましょう。
When I entered the room, I saw no one was there.
①接続詞取る → I entered the room, I saw no one was there.
②主語取る → Entered the room. I saw no one was there.
③動詞を分詞にする→Entering the room, I saw no one was there.
簡単に分詞構文ができました。
分詞には現在分詞と過去分詞の二種類があります。主節の主語(ここではI)が自分ですることなら~ingの現在分詞(現在進行形~しているをイメージ)、自分がされることなら-edなどの過去分詞(受動態~されるをイメージ)です。
分詞構文(単文)から接続詞のある文(複文)に変えるには、上記の方法を逆にします。
Entering the room, I saw no one was there.
①分詞を動詞にするEntered the room. I saw no one was there.
*ポイント:時制は主節の動詞に合わせる
②主語を加える I entered the room, I saw no one was there.
*ポイント:主語は主節の主語と同じです。同じだからこそ省略できたのです。
③接続詞を加える When I entered the room, I saw no one was there.
*ポイント:使われる接続詞は理由、時、結果、付帯状況、稀に譲歩や条件など、限定されています。前後の文脈で選びだせることが多いです。
主語が主節と違う時は主語が独立して残る「独立分詞構文」の形になります。
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