高校生と名詞

コア英語教室講師Fです。
今回は名詞の話です。

早速ですが、次の英文を日本語にしてみてください。

Man has the gift of speech.

ヒント
・名詞に注目

どうですか?

「人間はスピーチの贈り物を持っている」
なるほど、意味はわかる! けれども…?

giftとspeechの和訳がいまいち!
と思った方、さすがです!
このまま名詞を疑ってみましょう。

特に疑問のなかった方、大丈夫です!
よく知っている単語でも、とりあえず辞書で調べてみましょう。

giftもspeechも、辞書など必要ないほど知名度のある単語です。
ですが、あえて辞書を見てみると
speechには「演説」の他に、「話すこと」「言語」という意味があります。

そしてgiftには「贈り物」の他に「天賦の才」とあります。
「天賦の才」=「能力」なのです。

それをふまえて、和訳を完成させるとこちら。
「人間には言語の能力がある」

最初の和訳とは大分イメージが違いますね。

これは実は高校生の名詞の文法問題です。

giftがなぜ「能力」…?とよく聞かれます。
能力=贈り物、
つまり誰からの贈り物かというと…
ここで英語圏の文化を考えてみましょう。
つまり、神様からのgiftということになるのです。

日本人にはなかなか馴染みがないかもしれませんね。

よく知っていると思う単語でも、一度辞書をじっくり読み込んでみてください。

言葉が違うということは、文化も違うということです。
その背景も考えつつ学んでいくと、より楽しく興味深い発見がたくさん見つかるでしょう!

 

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