英文を英文として理解すること

昨年夏に、高3生の受験を考慮して『高校生のための英文速読直解講座』を刊行しました。

「速読直解」というと、必要以上に速く読むイメージや、テスト問題を解くときの、時間制限内で急ぎ読むような感じが思い浮かびますが、普段の学習における「速読直解」は、その内容を伝えるための自然な速さで意味をつかむことを言い表しています。

語句や構文がわからないと、もちろん意味はつかめません。また黙読しているときに自然に起こるイントネーションやリズムがつかめないと、著者が言い表したいことの「調子」も伝わってきません。自然な速さで読めるということは、内容とその音声としての表現とを一体としてつかめていることを意味します。

どんなに速く読めて意味が取れていても、いわゆるカタカナ読みでは、著者の思いは伝わってこないでしょう。また英語圏の人たち特有の語句の使い方も、日本語としての意味をいちど( )に入れて、直接感じ取ることも重要です。英語の語(句)に対応する日本語訳にはおおよその意味が当てはめられていることも多いですから、いわゆるニュアンスは文脈の中で感じ取るしかありません。

従来行っている語順訳、一部を返り読みし、日本語文として完成させていくという方法からの、意識的な脱却になります。英文を英文として理解する。「運用できる英語力」を問われるというこれからの大学入試を考えると、今からこのような訓練を意識するべきだと思いますし、コアを卒業する前に身につけてもらいたい、一つの到達点と言えるでしょう。

長文になると意味が取れない、いつも時間切れになってしまう、などとお悩みの方、コアで学んでみませんか? 興味を持たれた方は是非お問い合わせください。

(0120-86-4886 平日午前10時〜午後5時)

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