「be」と「become」 どちらも「〜になる」
CORE「English Library」“THIS AND THAT” 〜英語のあれこれ!〜 ご紹介します。
使い分けに迷う英語表現、間違いやすい英語表現など、知っておくとちょっとためになる「英語のあれこれ」をお伝えしていきます。
今回は
「be」と「become」 どちらも「〜になる」
同じ意味ですが、使い方を間違えると大変なことに! 次の英文を読んで、何がいけないか考えてみましょう。
大学受験生の花子とお隣に住むアメリカ人のKateさんとの会話:
Hanako: Kate, cute baby!
Kate : Thank you, Hanako. She’s lovely, isn’t she!
Hanano: Yes. She will become beautiful when she grows up!
花子は「彼女は大きくなったら美人になるでしょうね」と言いたかったのでしょうが、“become” には「〜になる」という「変化」に重点があるため、この英文だと「今は美人ではない」と聞こえるので失礼にあたります。一方、“be” には「〜になる、〜になっている」という「状態」に重点があるため、今も美人、将来も美人になっている、と言いたいのだから、ここは “be beautiful” と言うのが正解。
中学英語で「将来は歌手になりたいです。」を英作する場合、多くの教科書は “I want to be a singer in the future.” と教えます。これを “I want to become a singer in the future.” としても決して間違いではありません。この違い、前者は「将来になったら歌手である」という「状態」を望んでいて、後者は「将来は歌手になる」という「変化」を望んでいることになる。将来の夢を語るとき、どちらがより英語的表現かというと、 “I want to be a…”、前者です。なぜなら今は現実ではないが、「そうなっている」という「状態」を頭に思い描きながら話すからです。
ちなみに、英作問題でやっかいなのが、前後関係でしょう。全体性のある英文なら前後関係もある程度読みとれるので英作しやすいでしょうが、和文一文しかない場合の前後関係はいろいろな状況が想定できるため、複数の表現があっても不思議ではありません。